痛みと薬の副作用で苦しむ父を見て、私たち家族はとても悲しい思いをしました。当時は痛みのコントロールを専門とする医師が少なく、研修医だった私は「こんなに苦しい思いをする患者や家族をこの世界からなくしたい」という思いを抱き麻酔科医になりました。痛み治療を専門とするペインクリニシャンは、麻酔科医がサブスペシャルティとして習得する技術ですが、実際に患者の痛みがとれるような治療をしている医師は全国にまだ少ないのが現状です。本当に治せる治療がしたくて、南から北まで、全国の名高いペインクリニシャンの手技と知識を学ぼうと飛び回ってきました。
この地亀戸で生まれ育ち、20年前の悔しさを胸に、母がクリニックを営んだ跡地でペインクリニックを開院することになりました。あなたと、あなたの大切な人が快適で健康的な暮らしができるようお手伝いができればと思います。私と一緒に痛み治療を考えてゆきましょう。
院長 松本園子